あるテレビ番組を見ていたところ、最近の若者の意識調査をしていました。
特に20代の人を対象にしていたのですが、「今の会社に何年くらい勤めると思いますか?」という質問に最も多かった答えが「3年程度」だったと思います。
その理由として「キャリアアップしたいから」「いろいろな職場(職種)を経験してみたいから」「人脈を作りたいから」とかが挙げられていました。
コメンテーター方は「働き方に対する意識が変わってきていますね。これからは年功序列・終身雇用でなく、個人の能力が評価される時代です」と言っていました。
私は問いたい。
「そんな仕組みに普通の日本人が耐えられるのでしょうか?」と。
弊社、荏原重機はここ数年、「雇用拡大」「人材育成」を重要な戦略目標としています。
その戦略を実行すべく新規に未経験の方をクレーンオペレーターとして募集、採用、育成してきています。
この会社が永続的に社会的な使命を果たしていくためです。
その永続目標企業にとって最も負担となるコストは「教育」です。
上記のような「自己中心的な」理由で近い将来退職予定の社員にそんなコストを掛け続ける企業があるでしょうか?会社は職業訓練所でも専門学校でもありません。自社の将来を担ってくれると信じているから右も左も解らない赤の他人にいろいろと手取り足取り教えるのです。その「信頼関係」が崩れた場合、どちらが最終的に困るのか考えるべきなのです。
あなたが転職を繰り返して喜ぶのは「転職斡旋業者」なのだということにいい加減気づくべきです。帰りの電車であなたが見る「転職誘導広告」の対価を払っているのは結局あなたなのです。
あなたが円ではなく縁を大切にする人生を歩んでほしいと切に願います。
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